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部門紹介　製造

～NTERVIEW～

「製造が営業を動かす」
能動的なものづくりが、
品質をレベルアップさせる。

福島工場 製造課
課長　野地 元樹

国内生産のメイン工場として機能する福島工場

当社製品の中でも、ロット数が多いアミューズメント業界向けの製品やステッカーなどの印刷物は、私たち福島工場がメイン工場として製造しています。工場内では「生産管理」「製版」「印刷」「加工」「出荷・検査」の計5つの役割に分かれ、社員・パート・派遣社員含めて約30名が業務にあたっています。 製造プロセスの流れとしては、まず営業担当からの発注から始まります。生産管理担当が、受け取った依頼伝票をもとに営業担当と再度すり合わせ、確認がとれた内容を仕様書に落とします。その仕様書をもとに、製版、印刷、加工、検査、出荷という順番で製造プロセスが進行していきます。加工については、抜く、曲げる、ポッティング（樹脂を盛る）といった簡単なものは自社工場で対応しますが、特殊な技術が必要になる加工については協力会社に依頼して形にしてもらいます。

常にものづくりのクオリティ向上を目指して

工場が求められる役割は、何よりもお客様が求める製品を製造し、納期以内で確実に納品する「品質」です。私たちは品質の維持・向上を日頃から追求するため、まずは清潔なモノづくり環境の維持を大切にしています。日々の清掃を丁寧に行い、ゴミ不良を少しでも減らすようにしています。 技術的な取り組みとしては、インク会社との連携も活発に行っています。例えば「光らせる」だったり、「メッキ調にする」「曲げても割れないようにする」など、新製品を開発する際にはインクのプロの意見をもらいながら、検討に検討を重ねています。 さらには工場内の情報共有・コミュニケーションも欠かせないポイントです。人数が少ない工場ですので、とにかく報連相や声かけを密にすることで全体業務の効率化を図っています。

常に求められる「新しさ」と「コストパフォーマンス」

一人ひとりの改善意識を向上させるためには、業務知識のボトムアップが大切です。例えば、社内で横断的に行っている「品質改善グループ活動」は有効に機能している取り組みです。これは社員・パート・派遣社員など、すべてのメンバーを3チームにランダムに振り分け、一つの問題点についてチーム内で議論するというもの。担当部署内だけで問題を解決しようとするよりも、広い視野で問題の原因を探れるようになります。自分の担当外の業務知識が増えれば、原価の意識付けにつながり、行動もより一層能動的になってくるのです。 この他、製造が営業の提案に同行して、製造が技術的な説明を行う取り組みも。これを行うことで、営業の動きも見えやすくなり、視野を広げることにもつながっています。

常にものづくりのクオリティ向上を目指して

当社では製品一つひとつの依頼内容が異なり、流れ作業は一切ありません。お客様からは技術的に難易度が高い要望をいただくことも多々あります。私はそうした要望があった際にむしろ意欲を駆り立てられ、お客様の要望に一発で応えられた時に大きな達成感を覚えます。とにかく、不可能を可能にしたいという気持ちが頑張りの原動力になっているように思います。 私たち工場の人間は、「製造が自社サービスを主導する」というマインドで、ものづくりに向き合っています。今後も正栄オリジナルの製品を開発し、営業と連携しながらアミューズメント分野以外の業種へも果敢にアプローチしたいと考えています。だから能動的に動ける人にぜひ仲間になってほしいですね。